コーヒーで糖尿病のリスク下がる 運動に匹敵する効果

2022-02-26

コーヒーで糖尿病のリスク下がる 運動に匹敵する効果

「日経Gooday」(日本経済新聞社、日経BP社)は、医療・健康に関する確かな情報を届ける「WEBマガジン」です。
2022年2月24日に配信された情報のテーマは、「コーヒーで糖尿病のリスクを下げる強力な因子 運動に匹敵する効果」でした。
私たちが日々楽しんでいるコーヒー。このコーヒーが、見えないところで私たちの健康を守ってくれているという驚きのエビデンスが続々と報告されているそうです。

その健康効果の核となるのが抗酸化成分のポリフェノールです。総死亡リスクや脳卒中リスクを下げ、糖尿病を抑えるといったコーヒー研究の最新情報と、作用のメカニズムについて、ネスレ日本ウエルネスコミュニケーション室室長の福島洋一さんが解説しています。

35歳以上、約3万人を対象に1992年から行われている「高山スタディ」において、「総ポリフェノール摂取量が多くなるほど総死亡リスクや脳卒中リスクが低くなる」という結果が2019年に報告されています。
日本における食事中のポリフェノール摂取量とその影響を示した初めての興味深い研究です。
ちなみにこの報告でポリフェノール摂取量が最も多い群の1日あたりのポリフェノール摂取量は、952mg以上。コーヒーのみで換算すると、1日あたり3杯相当と、現実的な量だそうです。

コーヒーで糖尿病のリスク下がる 運動に匹敵する効果近年、コーヒーと糖尿病に関して、2つの興味深い研究が報告されています。
一つは、「コーヒーは2型糖尿病のリスクを下げる強力な因子となる」というものです。
コーヒーは、糖尿病予防のために推奨されている「運動」や「全粒穀物の摂取」と同じレベルで、「リスクを下げる因子」となっています。
「当然ながら、糖尿病リスクを上げていくのは肥満やメタボリック症候群などであると示されています。一方で、コーヒーはリスクを下げる因子のトップ3に入っているのです。

コーヒーがなぜ糖尿病リスクを下げるのか?福島さんによると、現在、そのメカニズムとして以下の可能性が挙げられているといいます。
   ●糖を取り込む際に働くインスリンの効きをよくする
   ●小腸において糖の過剰な取り込みを阻害し、血糖値の上昇を抑える
   ●高血糖時に起こる体内の炎症を抑える
コーヒーを継続的にとることで、このような複数の予防メカニズムが働いている可能性があります。

配信 Willmake143

Copyright(c) by KAWAHARA DENTAL CLINIC.2010 All Rights Reserved.