気になる体のにおい
2022-02-14
仕事やプライベートで人に会うとき気になる体のにおい。その正体は主に皮膚から漂うガスだといいます。
疲労やストレスがにおいを強くする場合もあります。体臭につながる「皮膚ガス」の種類と対策について2022年2月12日の日経新聞が「カラダづくり」というコラムの中で解説していました。
皮膚ガスを研究する東海大学の関根嘉香教授は「皮膚ガスが発生する仕組みは3通りある」と説明しています。
まずは「表面反応由来」。皮膚の表面にすむ常在菌の作用で体から分泌される汗の成分や皮脂が分解・酸化されて生じます。
次に「汗腺由来」。汗に含まれる酢酸などの成分が原因で、汗をかいたときに酸っぱいにおいがします。
血液中に流れている化学物質が揮発して、皮膚表面から染み出してくる「血液由来」もあります。
疲労やストレスが重なって血液中のアンモニア濃度が上昇し、皮膚から漂う「疲労臭」が知られています。
アルコールを飲んだり、ニンニクを食べたりした後に発するにおいも血液由来になるそうです。
体臭に関する著書がある桐村里紗医師は「腸内環境の乱れも、腸に炎症が起きて体の酸化が進みやすく、体臭につながる。
食事は(様々な食材の頭文宇を並べた)『まごわやさしいこ』を基本にしつつ、発酵食品もとるようにしてほしい」と助言しています。
関根教授は「肉などのたんぱく質のとりすぎは血中のアンモニア濃度を高めてしまい、疲労臭を発生させる原因になりうる」と警鐘を鳴らしていました。
配信 Willmake143
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