安全安心なお風呂の入り方

2021-04-18

安全安心なお風呂の入り方
安全安心なお風呂の入り方毎年冬になると指摘されるのが、風呂場でのヒートショックの危険性です。だが季節に関係なく、誤った入浴法は、病気や事故のリスクを高めます。
風呂好きであれぱこそ知っておきたい、やってはいけないポイントと科学的に安全な入浴法を取材した記事が週刊朝日2021年4月16日号に載っていました。

厚生労働省発表の「令和元年人口動態統計」によると、2019年に発生した「浴槽内での溺死及び溺水」による死亡者数は5690人。
対して、同年の交通事故死亡者数は4279人。交通事故で亡くなる人よりも、浴室内事故で亡くなる人のほうが1.3倍多いのです。
また、浴槽での死亡者数のうち、約93%(5315人)を65歳以上の高齢者が占めています。
特に冬場は、急な温度差で血圧が上下して重大な病気を引き起こすヒートショックによって急死する高齢者が増えますが、注意すべきは、ヒートショックだけではありません。

20年で3万人以上の入浴を医学的に調査してきた東京都市大学教授で医師の早坂信哉先生は、「季節に関係なく、浴室熱中症や脱水症状などに注意してほしい」と警告しています。
「長湯や熱い風呂に入ることで体温が上がりすぎて、夏場の熱中症と同じように、めまいや頭痛、吐き気、ひどいと失神することもあります。
また、脱水も危険です。以前、大塚製薬が行った研究調査では、41度で15分間入浴すると800ミリリットルの水分が体から失われるという結果が出ました。
脱水症状になると、熱中症と同じような症状が出るだけでなく、血液がドロドロになって心筋梗塞や脳梗塞などが起こりやすくなります」。何より危険なのが「浴室で意識を失う」ことだそうです。

では、こうした不慮の事故を防ぐために何ができるのか。早坂先生は、基本的な予防策として「温度」「時間」「水量」の三つの管理を挙げています。
お風呂から出るときは、転倒に注意しないといけません。「湯で体が温まると血管が広がるため、通常時よりも10〜20くらい血圧が下がります。その状態で急に立ち上がると、頭に血が回らずひどい立ちくらみが起こる危険性があります。めまいや失神を防ぐために、立ち上がる前に顔や手を冷やすのも効果的だそうです。


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配信 Willmake143

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