睡眠力

2020-11-11

睡眠力
睡眠力ほてりや発汗といった更年期症状は、眠りに影響を与えます。睡眠障害にも、女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンの減少が関わっています。
コロナ禍の生活変化で睡眠にも影響が出るといわれているなか、更年期以降も快眠を継続するための対策が婦人画報2020年11月号に紹介されていました。

更年期以降、睡眠はどのように変化するのでしょうか?
という質問に虎の門病院睡眠呼吸器科元部長の成井浩司先生は次のように答えていました。
「男女とも加齢によって睡眠時間は短くなり、深い睡眠が減り、睡眠は分断されるようになるのです。
若いころと比べて睡眠状態が変わっても、昼間の生活に支障がなければ、年齢に伴う睡眠の変化として受け入れることが大事です。
また、女性の場合、更年期症状のホットフラッシュ(ほてりや発汗)によって不眠が生じやすくなります。適切な睡眠環境を整えることが大切です」。



睡眠力更年期以降の睡眠障害で最も多いのは、睡眠時無呼吸症候群(SAS※Sleep Apnea Syndrome)です。SASの最大の原因は肥満ですが、じつはさまざまな原因があり、年齢とともにSASの有病率は増えるそうです。

女性ホルモンのプロゲステロンは呼吸中枢を刺激し、上気道を広げる働きがあり、無呼吸に対して予防的に働いています。
ところが閉経後はプロゲステロンが減少するので、女性もいびきをかきやすく無呼吸になりやすくなるそうです。

いびきをかかないようにするために、日常生活で気をつけることは、肥満、喫煙、アルコールの飲みすぎ、あお向け寝を避けることです。
あお向け寝では、舌がのどの奥に落ちやすく、気道が狭く空気が通りづらいため、いびきが発生します。枕などの工夫で、快適な横向き姿勢を作ることはいびきの改善につながります。

また、口周りの筋肉トレーニングで口呼吸から鼻呼吸に変えることも一定の効果があるのではといわれています。
口周りや舌の筋肉トレーニングで下がった舌の位置を改善する体操には、「あいうべ体操」があります。

配信 Willmake143

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