夏にピッタリ白ワイン

2019-08-10

夏にピッタリ白ワイン
夏にピッタリ白ワイン日経Goodayは、元気であり続けたいと考えるすべての世代に向けた健康情報サイトです。日本経済新聞社と日経BP社が運営しています。 2019年8月8日に、白ワインの健康効果についての記事が載っていました。
日本のワインの消費量を見てみると、2017年のワインの出荷数量は10年前の約1.5倍となっており、ほぼ右肩上がりで伸びていますが、白ワインは赤ワインほど派手にスポットライトが当たっていません。
「ワインの健康効果の中核的な存在がポリフェノールです。ポリフェノールはお茶やチョコレートをはじめ、さまざまな食品に含まれていますが、圧倒的に赤ワインの含有量が多く、緑茶の数倍程度含まれています。
白ワインに含まれるポリフェノールは、赤ワインの半分から数分の1程度だ」と山梨大学ワイン科学研究センターの佐藤充克客員教授は話しています。
しかし佐藤先生はこうも語っています。

「確かに白ワインのポリフェノールは、赤ワインに比べ、量は少ないけど、その性能は赤ワインに勝る部分があります。
それは白ワインに含まれるポリフェノールは、赤ワインのポリフェノールに比べて分子が小さく、そのためカラダに吸収されやすい」そうです。
「カラダに吸収されやすい」という白ワインのポリフェノールの効果を、最も効果的に得る方法はという質問に
「それは食事の最初に飲むことです。最初に白ワインを飲むと、早くからその抗酸化作用などを得ることができます。
一般に、フレンチやイタリアンでは、前菜と一緒に白ワインを飲み、赤ワインは食事の後半で飲みますよね。あれは実に理にかなった飲み方なんです」
と佐藤先生は答えています。
白ワインを先に飲むといい理由はもう1つあります。白ワインに含まれる酒石酸、リンゴ酸などをはじめとする有機酸には、強い殺菌力があることです。
殺菌力に関しては、赤ワインよりも断然優れているため、食中毒が起こりやすい夏にピッタリなのです。


夏にピッタリ白ワイン白ワインの健康効果はまだまだあります。白ワインにはカリウムを豊富に含んでいます。
カリウムには利尿効果があり、それによって新陳代謝が活発になります。
また尿と一緒にカラダのナトリウム(塩分)を排出する働きがあるため、血圧が下がる効果も期待できるそうです。
また、甲州種を使った白ワインには天然保湿成分のアミノ酸、プロリンが多量に含まれています。
「含有量はヨーロッパのブドウ品種で造った白ワインと比較すると、2〜3倍程度にもなります。
プロリンは破壊されたコラーゲンを修復する効果があり、肌に潤いをもたらしてくれます」と佐藤先生は話していました。

配信 Willmake143

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