症状 自覚しにくい貧血

2017-09-07

症状 自覚しにくい貧血
症状 自覚しにくい貧血2017年9月6日の朝日新聞に 「症状 自覚しにくい貧血」 という記事が載っていました。
記事の最初には、こう書いてあります。「若い女性に多いと思われがちな貧血は、高齢者にもよく起きる。ただし高齢者はもともと日常の活動性が落ち ていることが少なくなく、症状が目立ちにくい。重大な病気が隠れていることもあり、注意が必要だ。日ごろから鉄分を多く含む食事をとることが、予 防につながる」。


症状 自覚しにくい貧血加齢に伴い、貧血は増えていきます。とくに多いのは、ヘモグロビンをつくるのに重要な鉄分が不足する「鉄欠乏性貧血」だそうです。
貧血の典型的な症状は、動悸や倦怠感などです。しかし、高齢者はもともと日常生活の活動性が落ちていることが多く、さらに症状ももゆっくり進むた め、こうした症状を自覚しにくいと書いてありました。
貧血になると酸素が臓器に行き渡りにくくなり、胸の痛みが強くなるとか、肺気腫のような呼吸器疾患が悪化して呼吸困難になることもあります。脳に 酸素が行き渡りにくくなることで、人によっては認知機能の低下や、うつ状態の悪化したような症状が出ることもあります。

「ヘモグロビン値が1デシリットル中10グラム以下になったら、必ず医療機関を受診して下さい」と慶應大名誉教授の渡辺清明先生はいっています。
また、東京都健康長寿医療センター研究所協力研究員の熊谷さんは 「貧血予防のためにも、高齢者は肉を食べることを心がけてほしい」 と話しています。
肉類は、ホウレンソウや小松菜などに含まれる非ヘム鉄よりも、効率よく体に吸収されるヘム鉄が豊富で、鉄欠乏性貧血に効果があります。50〜60 代は80グラム、70歳以上でも70グラムの肉を毎日とってほしいそうです。
かんきつ類などビタミンCを一緒にとると、鉄の吸収をより高めます。赤身の魚や海藻、大豆製品などにも鉄分は多く含まれていると記事には書いてあ りました。

配信 Willmake143

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