生きるということは食べ続けること
2013-03-07
2013年3月7日号の週刊新潮に、フランス料理の三國清三シェフと日本歯科医師会の大久保会長の対談が載りました。
料理人は「歯が命」なので、歯の主治医に最低でも月一回はクリーニングしてもらっているという三國さんは、料理のおいしさも、すべて歯で噛むこと から始まっていると語っています。
自然のものはすべからく固い。それを噛み砕くために丈夫な歯がある。そして、噛み砕いたときに食材からエキスが出て、舌や口腔内の味覚のセンサー がキャッチして、甘い・酸っぱい・しょっぱい・苦い・うま味を感じるんだけれど、「甘いもの」と「やわらかいもの」しか食べない風潮になってきて いることが、いま一番残念に思っていることだそうです。
立派な歯を持っている成人の年代の味覚が幼児化しているのが問題で、こうした中では、家族や社会や国のために「歯を食いしばって働こう」なんて感 覚も出てこないんじゃないかと三國さんは心配しています。
配信 Willmake143
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